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2018年05月25日

夢なき者に成功なし

火曜日は漁協エリアで剛腕使ってのチビニジ2尾の釣果でした(笑)

翌日はまたしても雨が降りましたが、今週末の釣りには影響なさそうです。
今週は常会の作業があるので土日休みです。短時間釣行なら出来そうなので夕まずめに賭けてみようと思います。

さて、前回は会津の什の掟の最後を締めくくる言葉を引用し、タイトルとしました。

今回のタイトルは勝てば官軍でお馴染みの長州藩の幕末における活動の(あえて活躍とは言わない)基となった人物の名言の最後を締めくくる言葉です。この方も長野県とちょっとだけ関係があるんですね。
彼が師事していた佐久間象山は松代藩士です。

時は幕末、会津には什の掟があり、長州には吉田松陰の教えがありました。
什の掟の方が歴史は古く保守的であり、吉田松陰の思想と教えは当時としては画期的というか過激なものだったように思います。

什の掟は子供達の間だけで、一つの社会を作り、その中で互いに社会性を学んでいくものだと僕は認識しています。

僕の認識と他の誰かとの間に認識のカイリがあっても、これは刑事事件にまでは発展しません(笑)

ちなみに現代の会津っ子達が唱和しているのは、什の掟そのものではなく、時代に則した什の誓いというものだとか。

一方の松陰先生(山口県民の多くは敬意を込めて先生と呼ぶらしい)は、師弟関係を築かず、教師と生徒という立場をとらず、互いに同じ立ち位置で共に考え学んでいく姿勢をとりました。
その思想は尊皇攘夷、果ては倒幕であり、行動する事の重要性を説くものでした。
生徒さん達は歴史の教科書に出てくる人物ばかりです。人は彼らを偉人と称賛しますが、僕は偉人より美人が好きです(爆)
何をもって美しいと感じるかについては、かなり世間一般とカイリしていると思われます(笑)

黒船来航以降、日本の国政は混乱し、国の方向性をめぐり意見の対立が出始めます。

幕末は厳しい身分制度も綻びを見せ始め、町人や百姓が武士になる事もありましたが、依然として国の根幹を動かしていたのは一部の身分の高い武士達でした。
その武士の世界にも身分制度は存在し、特に土佐藩などは上下関係が厳しかったようです。

親藩と外様藩にも経済格差や待遇の格差などがあったようですね。会津と長州とは根っこの部分から、お互いに仲良く手を取り合えない歴史的背景もあったんでしょうね、きっと。

会津は将軍家への絶対的忠誠を家訓とし体現していきます。一方、長州は松下村塾で学んだ若者を中心に尊皇攘夷、やがては尊皇倒幕へと進んでいくのでした。

と、ここで思うのは・・・

正史は常に時の権力者や勝者の視点から見たものだという事。
この政権交代劇の主役は士農工商の身分の内の士、つまり武士。しかも、全国にいた全ての武士が関わったわけではない。
残る農工商の身分の人達は当時どんなだったんでしょうね。
意外と武士同士の争いに迷惑してたとか、何が起きてるのか知らない人もいたかも(笑)
この時代、この国には生まれながらに道筋があって、自分の将来がある程度見えちゃうんだから自主性や主体性なんて育たなかったような気がします。教育だって、全ての子供達が受けられたわけじゃない。
しかも、鎖国してたから世界情勢なんて知るよしもありません。
それは、武士の世界にも言える事なんですが、黒船来航は変化が少なく目的意識も稀薄な日常に大きな衝撃と刺激を与えたんでしょうね。これは、当時の若者が攘夷に果敢にバイトしたのも分かるような気がするなあ(笑)

と同時に、歴史を大きく動かしたこの力、ちょっと怖い気もします。

そして、明治維新後は何が変わったのでしょう?
第二次世界大戦敗戦後は、アメリカ主導により2度と戦争を起こさない国となるよう徹底的な教育が行われました。
それによって日本人の主体性は失われたんでしょうか?

ああ、もう面倒くさいわ、主体性だの協調性だのと、そんなに問題あるんかい。臨機応変に使い分けるってのはどう?(笑)

戦後70年余、今の世の中そんなに悪くないと思いますが、そんなに良くもないのかな。

ちょっと均衡が崩れたら、右か左かどちらに行くか分からないのは何時の時代も一緒。

ならぬことはならぬものです

夢なき者に成功なし

僕にとっては、どちらの言葉に従って生きても、それは容易な事ではありませんね。
従うのも従わせるのも苦手だから(笑)

夢なき者に成功なし

久林さん作

夢という字が大きく彫られています。























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この記事へのコメント
歴史物は好きで、司馬遼太郎などを読みあさってます。
どちらの側から見るかで、評価が多きく変わってくるもんなんですね。
Posted by 大阪商人 at 2018年05月25日 07:00
大阪商人さん

そうだったんですね。
僕も昔は時代小説とか歴史ものをよく読みましたが、最近は雑誌すら読まなくなりました。
もちろん、空気も読みません(笑)
子供の頃は算盤塾に通わされていましたが、月謝を払って通ってるふりをして、遊び呆けていました。
そのせいか、今でも損得勘定は苦手です(爆)
Posted by デカ貴族デカ貴族 at 2018年05月25日 10:14
かい離は流行語対象になりそうですね。

幕末の時代、情報が農民までは流れてなかったかもしれませんね。

現代は情報が早く流れすぎて、逆に情報に左右されすぎです。
〇〇で釣れた!なんていったらそこに人が殺到しますからね。
たとえそれが嘘でも。

戦後70年。平和ボケした現在、今の日本はあの幕末に似てると思ってます。
Posted by 山猿山猿 at 2018年05月26日 21:20
山猿さん

僕の情報には嘘偽りはございませんが、勘違いとか間違いはあるかもしれないので100%信用するのは危険です。
犀川の場合はエリアが広く釣人の入らない場所は少ないので、ある程度の情報流しは問題無しと判断しています。

平和ボケ、確かに感じますね。

でも、テロ等準備罪が適用されるようになったら、安政の大獄の時の様な事が起きるんでしょうか?

僕は普段から自分の色ボケと天然ボケには注意を払ってますが、多忙をきわめるとボケてる暇もありません(笑)

ところで、何で乖離なんて難しい言葉をわざわざ使うのか疑問に思ってます。流行語大賞狙いだとしたらお見事ですね(笑)
Posted by デカ貴族デカ貴族 at 2018年05月26日 23:06
 
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