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Posted by naturum at

2014年10月25日

賢者の石 vs 漬物石

常識とは、社会的に見て誰もが認める知識や行為などを指すが、それを逸脱すれば非常識と呼ばれる類の概念である(たぶん)。

そもそも常識なる概念の成立は、時代によって移り変わっていくものだから、『今日の非常識は明日の常識』になる可能性だってある(ええっ?)。

更に、人によってはこちらの常識が通用しない事だってある。勿論その逆も然りです。

常識とは常に覆る可能性を秘めているものなんですね~(笑)

柔軟に生きたいものです。

卑近な例を挙げると、昨今の本流釣り場の混雑の中で『釣り上がり』と『釣り下り』のどちらが正しいのか?については明確な常識って無いようでして・・・

強引な割り込みや挨拶が無いって事を何度も経験しましたが、当方の常識と相手方の常識はひょっとしたら違うのかもしれませんね。

これが双方の利害関係を損ねて感情的な問題にまで発展すると揉め事になります。

世界中に蔓延っている大小様々な争いごとのきっかけは実に他愛の無いもののような気がします。


常識をルールという言葉に置き換えた場合は、これを逸脱した行為は間違いなくルール違反(非常識)として非難されるでしょうが、明確なルールの無い世界では、互いの良識や思いやりといったものなどが頼りとなるのでしょうね。


常識を指針とするのではなく 、自分を信じたいものです。

また、そんな自分になれるよう日々精進して行きたいものです。


さて・・・

賢者の石とは、錬金術によって鉛などの卑金属を貴金属に変える際に使われる霊薬で、神秘主義などと結合して人間の不老不死をも叶えるとの事ですが、何れにしても非科学的で信じがたいものです。

賢者の石=神のような完全な存在

という感じでしょうか。


原発は国を豊かにするための夢のエネルギーではなく、開けてはならないパンドラの箱だった。

地震などの災害予知は難しく、先月発生した木曽御嶽山の噴火の前に火山性微動が頻発したようですが噴火自体は予測できなかった。


人に出来る未来予測には限界があり、大抵は『あの時にこうしていれば…』とか、僅かに見られた前兆現象を後から気づくという事が大半です。

鈍感な僕でも最近は世界全体がオカシイなと感じます。

釣りが好きで自然と関わる機会も多いので、今月に入ってからの異常な熊出没件数に脅威を感じている今日この頃です。

脅威といえば・・・

うちの母は野沢菜漬けに使う市販の重石が体に悪そうだから、釣りに行った時に犀川からデカイ石を拾って持ってこいと仰りますが・・・

こいつは賢者の石を手に入れるのと同様かそれ以上に難しい相談で、多分現代では法律に引っかかるし、河原で石泥棒として捕まったら恥ずかしい(笑)



さてさて、今月は秋祭りその他で満足に釣りをしていません。

殖産は先週まで大八橋上流右岸の吐き出しからではなく、平ダムから直接放水していて水量豊富、若干濁り気味でしたが、今週はどうか?

放流モノばかりで大型のワイルド系がまだ釣れません。そして、体育の日を含めた3連休は凄い混雑でした。

先週はだいぶ落ち着いたようですが、明日は早朝より弧月釣り大会が開催されるので、また賑わうのでしょうね。


僕は暫くの間、ひとりで沈思黙考。釣りは神出鬼没の予定。川釣りの記事は『これは!』と思う魚が釣れた時のみ投稿します。

当記事へのコメントをご遠慮させていただくとともに、他ブログへのコメントも控えさせていただきたく思います。

悪しからず。



【追記】




これは木曽の銘菓で、芳香堂さんの栗こもちです。

箱を開けて食べてしまいましたが、パンドラではありません(笑) とても上品な甘みで秋を感じさせてくれるお菓子です。

ちょいと食べ過ぎましたが(汗)


木曽には季節限定の食べ物が残っています。  何時でも何処でも大抵のものが手に入るのが当たり前になった現代に於いて、これは貴重であると思います。




これは信州安曇野松川村のHさん家のリンゴで、アルプスおとめという品種のものをオマケでいただきました。

彼のリンゴ園では2年続けて春先に雹害に見舞われていますが、リンゴという商品の価値は見栄えが一番だそうで傷などはそれこそ致命的なのだそうです。

これはお世辞ではありませんが、僕はリンゴは好きではなかったんですが彼のリンゴ園の『ふじ』を初めて食べてからリンゴが好物になりました。

今はまさに実りの秋、食欲の秋、そして景色も美しく、釣り人が居なくなった川は透明度が増してシーズン中より綺麗に見えます。

釣りに没頭していると見えなくなるものって多いですね。

まだまだ修行が足りないようです。


















  


Posted by デカ貴族 at 10:49Comments(2)閑話休題

2014年10月01日

明日へのチケット

9月29日 月曜日。

いつものように午前7時10分に家を出る。といっても、今日は休日。

安曇野市内に入ると、通勤の車で道路が混雑し始める・・・

もっと早く出発するべきだったか?

松本市から塩尻市にかけての国道19号線は更に渋滞しているに違いないと思い、時間を金で買う事にする。

今時、ナビもETCも付いていないCDプレーヤーも壊れてラジオしか聞けないオンボロ車だが、アクセルを全開にすれば恐らく180キロまでは出せるはずなので、臆することなく安曇野インターから高速へ乗る。

(実際には安全運転を心掛けています)

程なくして塩尻インターを降り、国道19号線を南下。

交通安全センターを過ぎたあたりから交通量が減り始め、後は目的地までのんびりとしたドライブが続く。



先ずはここで拝礼する。有名なパワースポットらしい。

木曽川源流の一つである笹川に沿う境峠は、昔木曽川釣行の帰りに良く使ったものだが、頂上手前の別荘地の中にこんな所があったとは最近まで知らなんだ。

実際、入口から少し歩いた所にあるこの場所は神聖な雰囲気が漂っていた。

絵馬に『大きなお魚さんが釣れますようにハート』とは恥ずかし過ぎて書けないので、お参りした帰りに絵馬の代わりにストラップを買ったのだが・・・

ここに祀られているのは縁結びの神様ですタラ~

釣り人にとって結び(ノット)は大事ですから(笑)

この時点で、本気で釣りをする気があるのか?という感じですが・・・

『はばろく』という管理釣り場の入口を発見!

更に木祖村には立派なスーパーマーケットがあって、釣り券を販売してるらしいので入ってみた。




隠れ家的イタリアンレストランは残念ながら発見できず。

やはり釣りをしに来たというよりも物見遊山か?・・・





本気で竿を出してみたい場所の方は御嶽山の噴火の影響が気になるので、仕方なくあまり釣果が期待できないポイントで先ずは竿を出してみた。



一流し目で来たのは・・・

木曽川本流らしからぬ魚ガーン

釣り人が木曽川に求めているのはコレじゃないと思うんだけど・・・

渓相や水の綺麗さは申し分ないが、魚影は成魚放流で辛うじて体裁を保っているような感じなのか?秋だからなのか?閑散としていた。



とりあえず1尾釣れたので、車で気になる場所へ向かう。

木曽福島から上松にかけての本流を見てきたが、鮎師の姿は無かった。

木曽川は下流の方が断然面白そうだと思った。本流竿でも届きそうにない大場所が幾つもあった。実は、過去に木曽川で釣りをした頃もこの辺りでは竿を出した事は無かったし、まだまだ知らない支流や本流ポイントも数多い。


森林鉄道で有名な渓流の合流点あたりで竿を出そうかとも思ったが、上空には噴煙と思われる雲が秋晴れの空の一部を占領していた。

この辺りまで来ると、行き交う人達もマスクをしている方が多かった。

ここで長時間竿を出して健康を害してはいかんと思い、釣りをすることはなかった。

道路沿いには芳香堂や田ぐちといったお菓子屋さんがあったが・・・今回はスルー。



開田にも行こうと思ったが・・・黒川の下流をちょいと見てUターン。

王滝の方は火山灰で川が白くなったと聞いていたので見に行く勇気がなかった・・・野次馬根性でここまで来たのではないのだから。


間違いなく、この日は平穏な時の木曽ではなかった。

国道には地元消防団や自衛隊の車両が何台も走っていたし、救急車のサイレンの音が渓谷にけたたましく響いていた。

今後は、観光にも影響が出る事は想像に難くない。

自然は恵みと災いの両面を持ち合せている。


頭ではわかっているつもりでも、何ともやりきれない気持ちを抱いたままの釣行で今シーズンの渓流釣りは幕を閉じたのであった・・・
































  


Posted by デカ貴族 at 23:17Comments(6)自然の中で