2014年09月10日
夢の在処
商人さんとのホーム釣行では、先行していたらしいFさんに狙っていた魚を釣られてしまいました

商人さんは『小さくても1尾釣れれば…』という謙虚なお方ですが、この川には漁協は放流していないのに確かにヤマメが居て、しかも尺超えの実績もあります。
数はニジやブラウンに較べると少ないのですが・・・
翌日、どうしてもヤマメが釣りたくて土手の上からの釣りを敢行。
ヤマメは確実に移動しているようで、一場所から何尾も釣れるような事は無くなりました。
但し、上流に遡上不可能な堰堤があって『ここに留まってるだろうな』と思われる深瀬では今回も尺ヤマメが釣れました。
この日は磯タモを持って来なかったのでゴボウ抜きです。
全長はちょうど30センチ。このサイズではあまり大きく感じません・・・
翌週の早朝も同じポイントへ。どうやらここは遡上してくるヤマメの溜まり場のようです。9寸クラスに混じってまた釣れました。今回も0.6号でごぼう抜き・・・
抜き上げた後に糸が切れました(汗)
万が一、抜けないようなデカイのが来たら川に降りる覚悟でしたが・・・そんなのは居ないかも

これは31センチ。 少し幅があり良いヤマメでしたが、頭部などに川鵜にやられたような傷がありました。
自然界は過酷ですね。
写真では、抜き上げた時に糸が切れて土手の草むらに飛んでいったはずのこの尺ヤマメが何故にタモの中に収まっているのか?
しかも土手の上なのにヤマメは水中に・・・(笑)
実は土手のすぐ横の田んぼ沿いに水路があったんでその中にヤマメを浸けて撮影しました。
その後、数河川を歩きまわりましたが本命には出逢えず・・・
この日は午後から消防の訓練があったので午前中のみの釣りとなりました。
これで尺ヤマメは10本釣れましたが、帳尻合わせの釣りと言えなくもありません・・・ゆえに充実感なし。
どうしても本流育ちの凄いのに出逢いたくて、翌日再びホームへ向かいました。
だいぶ水量が減ってきましたが、それでも流れが絞れて深くなっているポイントは幾つもあり、そういった所を重点的に攻めます。
狙いはヤマメなので、竿は穂先と2番が鯉竿で元竿が『がまかつ』の古い本流竿、それ以外のパーツはスーパートラウトというハイブリッド?な本流竿に0.6号通し仕掛け。
ハリはがまかつのヤマメバリ8号です。
ブラウンやニジの尺クラス、小さなヤマメなどが釣れますが・・・やはりこの時期の大ヤマメは難しい。
以前、尺いったかな?という感じのヤマメが釣れたポイントなら釣れるかもしれないという淡い期待を抱いて長い距離を歩き続けます。
この間に、ライントラブルやハリの交換などで道糸の長さはほぼ竿尻いっぱいになっていまいた。
『デカイのが来たら手尻取ってないからツライかも(汗)』
そう思いながらも釣りを続け、いよいよ本命ポイントへ。
いつもアタリがある瀬尻は無反応。
水量が若干減っているせいか?
という事で今度は少し上流の最深部へ。
流芯脇を軽めのオモリでナチュラルドリフト(のつもり)すると、とても小さなアタリ。
すかさずアワセると同時に流芯でズッ ド~ン!と大ジャンプする魚体が見えた。
目測では40センチくらい?
でしたが・・・コイツは速い流れをものともせずに上流へ突進していきます。
とてもじゃないが、0.6号ではまともに力勝負出来そうにないと感じたので僕も魚の動きに合わせて川の中を上流へ走ります。
ラッキーだったのは掛けた場所が良かったのと魚が上流へ向かって走ってくれた事。
流芯が対岸近くにあり川幅が狭まったポイントだったので対岸方向への逸走が無く助かりました。
掛けた獲物を追いかけた時は竿は片手で持ち、相手のスピードに何とか対応しようと腕をいっぱいに伸ばして膝下くらいの瀬を必死で渡りきりました。
そして、掛けた場所から50メートルくらい上流の対岸の深みに逃げ込んだヤツの動きが其処でようやく止まり、今度は底に張りついて動きませんでした・・・
暫く力比べが続きます。が・・・こちらは0・6号だし無理は出来ません。
これ以上上流には行かないと判断したのは間違ってなかったようで、暫くすると今度は下流へ走り出しました。
僕も息は上がってましたが、下流へ逃げようとするヤツもだいぶ疲れたようで水面付近まで浮上してきました。
ここぞとばかりにヤツを強い流れから手前の緩い流れへと誘導して、後は観念するのを焦らずに待つばかり。
運も味方してくれたようで、自分でも上出来のやりとりだと納得出来る釣りでした。
掛けてから取り込み(郡上ダモには入らなかったので岸に寄せました)まで5分ほどだったでしょうか。
すんません、間違えました・・・
これは上流から流れてきた冬瓜です(爆)
釣れたのはこっち

60センチジャストの綺麗なニジマスでした。
この後、リリース直前の写真を撮ろうと思ったら、猛スピードで川へ戻って行きました(笑)
ちなみにコイツは本命じゃありませんよ

やはり、釣りは 『一に場所』
もうすぐ禁漁ですが
さて・・・お次は何処へ行きましょうかね(謎)